お酒との向き合い方

乾杯とお酒との話

お酒の席では、わたしが知りうる限りでは、お祝いの席などの華やかな雰囲気の元で行われるように思われます。ある意味、これまでのお互いの健闘を称えあったり、これからのお互いの無事や健康を祈ったりする為のものであると思われます。古代においては、神や死者の為に、神酒を飲んだ宗教的な儀式が始まりといわれています。


要するに、弔事のときが、もともとのはじまりと言えそうです。世界各国では、さまざまな乾杯が行われています、そして、そのときには、年功上列も少し影響してくるのでしょう。たとえば、日本や韓国では、年下の人と年上の人が仮に乾杯をする際は、目上の人のグラスよりも上に位置してはいけないとか。


お酒を入れてもらうとき、韓国では、コップを持つ手と反対の手の人差し指と中指の先でテーブルの手前の方を軽く叩くという仕来りもあります。注ぐ方ほうは、ラベルを相手から見え易い位置でビンなどを持ちその手と逆の手を広げた状態で、自分の胸に当てるという行為をしています。日本だと、両手でビンをもち注ぐということをします。


人生で一番最高の幸せを感じる結婚式にあたって、一番特徴あるものが、ワインやシャンパンを注ぐ方法です。基本的に、ビンの下のほうを持ち、グラスに注いだ後に、ワインがこぼれない様に、それ様のフキンでビンの口元を拭くというものです。これは、式に参加された経験を持つ人であれば誰もが見たことのある光景だと思います。少し話は反れましたが、グラスを軽くあてる行為には、昔から伝わる理由があります。


それは、そうすることで、お互いのお酒を混ぜ合わせ、毒が混入していないことを証明する為ともいわれています。1854年、イギリスと日本の間でとある協議が行われました。その後の食事会での出来事です。イギリスでは、食事がすむと元首の健康を祝して杯を交わす習慣があるため、そうしたいのだとの提案が出されました。当然日本側は、聞いたことがないけれど、失礼のないようにとの事で、幕臣たちは、これを理解しようとし高い声で「乾杯」をした事が始まりとされています。