抗生物質とは
ペニシリン
医療界にとっては、なくてはならない存在の抗生物質。では、この抗生物質改め、ペニシリンについて簡単に解説を加えたいと思います。これは、古くは、あおかびから分離した物質がペニシリンとされています。
具体的には、あおかびが、自分の繁殖の為に、他の微生物を殺す成分を分泌していることが、フレミングによって発見されたのがはじまりです。そして、その物質が、医療に使用されるようになったとされています。時は、第2次世界大戦。この戦いで多くの兵士は、このペニシリンにより助かったと言われています。
初期では、梅毒の特効薬として、また、多くの病気の特効薬として活躍していました。それほど凄いとされているペニシリンですが、後には、ペニシリン系以外に、マクロライド系、セフェム系、テトラサイクリン系といった多くの系統(科学的な構造の違いによりグループ化)の抗生物質が開発されています。
このペニシリン、私たちの普段の生活で見かけるとすると、たとえば、飲み薬(経口薬)は、口腔内や喉(上気道炎)の扁桃腺の炎症で、カゼなどのときに使用されています。皆さんおなじみの注射薬です。これに関しては、直接血中に入るので、早い効果が期待できるのです。しかも、食事に影響されないので、食事がとれない方にも用いられます。
肺炎、全身性の感染症、術後の感染予防、髄膜炎などにも使用されています。あとは、点眼薬や塗り薬そして、抗HIV薬としても使用されています。ただ、あくまでも、菌を殺す薬に変わりはないので、必要以上に使用されると、体に悪影響を及ぼす可能性がありますのでご注意下さい。このように、ペニシリンは、私たちの生活や医療界にとても大きな役割を担っていると言っても過言ではありません。