カビの発生場所とその用途
あおかび
今回のテーマは、「アオカビ」です。カビと聞けば、あまり見たくない気がしますよね。そして、いいイメージは持たないと思います。しかしこのアオカビは、ひとのからだに優しい性質と偉大な役割を果たしてくれていることをご存知でしょうか?
さて、具体的に見ていくと、構造としては、菌糸体と呼ばれる糸状の菌がこれの、土台になっています。そして、そこから分生子柄といわれる枝を伸ばして、その先に、フィアランドと言われる分生子形成細胞が数個並んでいます。その先に、ペン先のような不完全菌の胞子すなわち、分生子があるのです。
アオカビと言われるだけに青みを帯びた水色をしているけれど、それだけではなく、白色や緑色のものも存在します。この種のカビから1828年にフレミングの手によりペニシリンが発見されています。ちなみに、このアオカビは、基本的には、ひとの体には感染しないとされていますが、その仲間のうち、二形成を示すものは、毒性がきついと言われています。
これによりエイズ患者に日和見感染を起こす例もあるとのことです。そして、つめ、耳、肺、尿路などにおいてペ二シリウム症といわれる感染症を引き起こすこともあるとか。植物の病気について簡単に触れておくと、みかんアオカビ、りんごアオカビ、サツマイモアオカビそして、稲の病変米にもアオカビによるものが多数あると言われています。
このように、人体に影響が基本的にはないとされるアオカビですが、種類や環境により化学変化が、起きるという可能性もあると言うことですね。カビは、いくら綺麗にしていても発生してしまうのが現実だと言うことも間違いではないでしょう。うまく共存できる社会が、長く続けばいいのですが。